おそるべし、まさかの恐怖の洗礼?!を受ける日、、その1の巻き!

 

こうして、大好きなルーメイちゃんと、再びの再会、そして、和解して、前のような仲良しに戻る事が出来ました。

 

前のように、、。

 

というより、色々なことを通して以前より絆が深くなったような気がしました。

 

ルーメイは、深センに戻って来てから、新たな就職先を探し、彼女の人生を新たに歩き始めていました。

 

深センへ来てから、波乱な日々?!、そして、精神的にも、浮き沈みの激しい、刺激的な日々?!を送って、半年ほど経ちましたが、この、普段の日常を取り戻したかに見えた?!ちょうど深セン生活が一段落した頃に、とんでもない大事件!!が起きてしまう事になろうとは、私もポンちゃんも想像すらしていませんでした。

 

週末は、いつものことながらポンちゃんの仕事が休みということで、だいたい街へ繰り出すのですが、ある日の週末も、二人で買い物へ行く事になりました。

 

夏の日ざしがカンカン照りで、本当に暑い日でした。

 

この頃は、ポンちゃんのマッサージ大好きスケジュールも、まだそれほど長時間必要なほど、体が疲労困憊していなかったので、週末二日のうち一日はよく炎天下を歩いて、買い物したり、外食したりして、外をよく歩いていました。

 

この日は、ポンちゃんと一緒に、私の遅くなってしまった誕生日プレゼントを買いに行くために、東門(トンメン)という所にある、大きなデパートに可愛い指輪を探しに出かけていたのです。

 

ブラブラと色んな所を回って指輪を見て、二人であれこれ話しました。

 

『これが可愛いよ、、、。』

と私、、。

 

『えー何かダサい感じだよ、、、。いかにも色々とリングの周りについてマース、、、。みたいのは、センス悪いよ、、、。』とポンちゃん、、。

 

『これもいいなあ、、、。』

 

『はあ?!こんな似たような感じのもの、持っているじゃん、、、。ブ~ですね。』

 

『これは?!綺麗だよねえ、、。』と私、、、。

 

『でも、高いねえ、、、、、。』と二人で値札を見て、

 

『ドッヒャ−!!』

 

と、こんな漫才?!モドキのやり取りを交わしながら、相変わらず、二人の考えが全く一致せずに平行線、、、。

 

その内、ポンちゃんも疲れたらしく、

 

『もう、早く行こうよ。とりあえず今日はこんな感じでいいじゃん、、。また考えようよ、、。』

 

と、こんな感じで、私も、

 

『まあ今日決めなくてもいいよね、、。なかなかこれだー!!というものが見つからないしね。』

 

と、話している矢先から、暑さに全く弱い、ポン子ちゃんは、すたこらさっさと、歩き出していました。

 

人間とは、暑くてだるくて、疲れると、いつも一緒に暮らしている夫婦といえども、容赦しない?!変なイライラ気分になり、というより、夫婦だから、全ての内面の膿が出てしまうのかもしれませんが、、。

 

大きなデパートで指輪探しをして、上手く見つからず、外を歩き出して急に猛暑の暑さが体を蝕み、指輪の件をどうしようか、、、。とそんな先程の会話をしている内に、なぜこうなってしまったのか、分からないうちに、話がややこしくこじれ始め、つまり、きっかけは指輪始まりの、口論が勃発してしまい、それが、お互いが相手の一言一言にカチンときてしまい、つまるところ、それは歩きながらの大喧嘩!!に発展してしまったのでした。

 

今思えば、本当にバカらしく何て大人気ない私達だったのだろう、、、。

 

と思っても時すでに遅し、、、。

 

でした!!

 

お恥ずかしい話ではございますが、まあ、道端で口喧嘩になり、どちらかが、捨て台詞を吐き?!ドラマの1シーンのように、

 

『信じられない!もういいよ!!』

 

と言って、走り出してどこかへ行ってしまうというパターンは、日本では二人とも、よくやっていましたが、しかし、ここは深セン、、、。

 

どこかへ一人で走り去るにも治安が、ちと悪すぎた当時ですから、その辺は理性が働いて、プラス、当時中国語がまだよく話せないポンちゃんを置いて、走り去るのも、後ろ髪がひかれ?!というか、それはフェアじゃないなあ、、。と激情型の私も、気が引けて、ポンちゃんが私の前をずんずん歩いて、それを、

 

『ちょっと待ってよ。今のはどういう意味ですか?!どうしてそういうことを言うの?!』

 

と、いつもの喧嘩のパターンのように、私が詰寄って、質問ぜめにしていたその時、、、、。

 

あー悲しいかな、、、。情けないかな、、、。

 

とうとう大事件に出くわしてしまったのでした。

 

『何?!また煩いよ、、。』

 

とポンちゃん。

 

毎度のパターンで口喧嘩は負けません大バトル♪!が盛り上がって来ていたその時、

 

『ちょっとお嬢さん、あなたのカバンの中が開けられているよ。』

 

と、女の人の大きな声がしました。

 

『えっ?!』

 

と、私が水色のお気に入りのポーチに手をあてると、何と、チャックが見事に開けられていて、いつも肩がけの斜め左に位置していたポーチ君が、後ろに回っていました。

 

『うそー!信じられない、、。ポンちゃん、お財布がないよ、、。丸ごと掏られた、、、。』

 

『まじ?!この一分くらいの間でしょ?!』

 

とポンちゃん、、、。

 

『うわー!!どうしよう!!とうとうやられたねえ、、、。普段あれだけ注意していたのに、、、。よりによってこんな時に限って、、。』と私。

 

そして、後ろのおばさんに、

 

『どんな人だった?!』と聞くと、

 

『良くわからないけれど、子供のような感じだったかも、、、。ちょうどあなたと同じ時に、彼女も掏られたみたいよ、、、。』

 

と、おばさんは左側で騒いでいる若い女性のことを指して言いました。

 

とにかく、深センに来て以来、治安が物凄く悪いから、注意しなければ、、。と常に二人で安全対策には慎重にしていて、半年ほど経って、

 

『私達は、大丈夫だったね。いつも注意して外出していて良かったね、、。』

 

なんて、何日か前もお互いにそんな会話をしていただけに、私とポンちゃんのショックは大きく、私は人込みの多い、その周辺であまりのショックに、泣きじゃくって、すっかり平常心を失ってしまい、人前なんかおかまいなく、ワーワーと、迷子になった子供のように、その場に座り込んで泣き崩れてしまったのでした。

 

普段はクール系?!をきめているポンちゃんも、さすがにこの日ばかりは、取り乱し、

 

『油断していた、こんな所で喧嘩していた僕等が悪かったんだからしかたがないよ。とにかく、美佳落ち着け!!』

 

と、その瞬間、

 

『痛いー!!!』

 

と思ったら、ポンちゃんが自身の右手で私の頭を思い切り叩いていました。

 

そして、それは錯乱しきった私を落ち着かせるために、ポンちゃんが取った非常時の苦肉の策?!だったのでした。

 

その時はさすがに

 

『痛い!何するのよ?!』

 

と怒ってしまいましたが、それから2,3分して少し落ち着いてきて、現実に何が起こったのか、ようやく受けとめなければならないことが、感覚的に分かってきました。

 

(まさか、こんな事が起こるなんて、、、。こんな時に、こんな一瞬に起こってしまうなんて、、、。)

 

ただただ、その言葉が何度も私の頭を駆け抜けていきました。

 

そして、二人で、まさに私達と同時期というより同分同秒?!に同じ不幸な目に遭ってしまった若い女性のもとに走って行きました。