ある日の授業は、ハプニング続き、その?Cの巻き

 

発車してもらって、とにかく某小学校にたどり着くために、私も必死でした。

 

顔は涙でぐしゃぐしゃで、鼻声でしたが、そんな私の顔をバックミラーで見て、少々気を遣ってくれました。『何とかたどり着けるから、、、。泣かないで、、。』と。

 

ところが、またまたもうそろそろ着くであろうと思っていた矢先に、運ちゃんは迷ってしまいました。

 

真っ暗闇の中(深センは、繁華街から少し離れると、電灯の供給が足りないところもあり、そんなところで迷った日には、大変です。

 

一旦車を止めて、2、3人に道を聞いてくれました。

ようやく分かったようで、ユーターンを繰り返す事、3回ほど、、。

 

見えて参りました。小学校が、、。通常の状況でタクシーに乗り、通常の状況で降りたならば、たった10分ほどのお付き合いだったはずが、約1時間近くも一緒に行動していた運ちゃん、、。

 

お別れの瞬間は、少し寂しいような妙な感覚を覚えました。可愛い警備の男性は、また会えるのですが、運ちゃんは、ここでお別れだから、、。と思っていたら、不思議なご縁とは、そう簡単には終わらないもの?!なのでした。

 

その事については、追々ご紹介します。ほっとする間もなく、走って、2階の教室へ、、、。

 

時計は、すでに7時40分くらいになっていました。

 

聞き覚えのあるミスターイエの日本語が聞こえてきました。『すみません。ごめんなさい。遅れました!!』生徒の皆が一斉に私の方を見ました。

 

イエ先生も笑っていました。

イエ先生の『大丈夫。大丈夫。ゆっくり。ゆっくり。』の言葉に、パニックで走りこんで来た私の心臓が、だんだんゆっくりと元の状態に、戻って行きました。

 

『ありがとうございます。』わけの分からないハイテンションに、また大粒の涙がこぼれてきました。

 

『深センで、こんな渋滞は初めてです。タクシーはつかまらないし、イエ先生のポケベルのコールバックは来ないし、、、。それに、運転手が道が分からなくて、何回も迷って、とにかく10分程度で着く所が、とんでもなく時間がかかってしまいました。でも、無事着いて良かった。遅れて本当にすみませんでした。』

 

中国語で一気にまくしたてました。その後は10分くらい、深センの交通事情の問題点について、皆で討論をする事になりました。

 

教室の温かい雰囲気に、気持ちが楽になりました。

 

中国人は、とにかく大らか、、。

 

どんな状況も、受け入れてくれる所が、神経過敏な私のような人間には、この大陸性の大らかな国民性に、いつも救われてきました。

 

何とか、多くの人の助けを借りて、ハプニング続きの日を、乗り越える事が出来ました。

 

あらためて、たいていの事に動じない、、という素晴らしい大らかさを持っている中国の皆さんの心意気に触れた思い出深い一日でした。皆さん、色々とお騒がせを致しました。有り難うございました!!

 

←戻る   ホーム   進む→